1)壁面に電動カッターで目地を躯体まで切断します 
                        周りの試験体ではない部分と絶縁するためです 
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                      2)4辺に電動カッターで目地部分を切断、絶縁出来ました  
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                  3)試験体の周囲のタイルがエポキシ樹脂ボンドで汚れないようにガムテープで養生(保護)します 
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                      4)エポキシ樹脂ボンド準備です 
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                  5)エポキシ樹脂ボンドをよく混ぜます 
                       
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                      6)アタッチメントに均一に塗りつけます 
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                  7)試験体のタイルにアタッチメントを貼り付けます 
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                      8)垂直面のタイルに重い鋼製のアタッチメントをつけているので、ずり落ち防止にガムテープで固定します  
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                  9)冬は2時間、夏は1時間程度でエポキシ樹脂ボンドは硬化します 
              硬化を確認したらテンションロッドを取り付けます  
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                      10)試験機をテンションロッドにセットし、ロッド用ナットをしめます 
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                  11)試験機を設置し終わった状態 
                 液晶表示が0.00(ゼロ)であることを確認します 
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                      12)手動でゆっくりハンドルを回し加圧します 
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                  13)タイルが取れた瞬間です 
                       
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                      14)貼り付けモルタル70%貼付モルタル−下地界面30%で破断しています 
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                  15)結果をホワイトボードに書き付け写真に撮り記録を残します 
                       
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                       結果は7.93KN(キロニュートン) 
              45二丁掛タイルの場合 
              タイル1枚の面積45mm×95mm=4275mm2(平方ミリ)で割ります 
               7930N ÷ 4275mm2 = 1.8549・・・・(小数点第3位以下切り捨て) 
               
                 強度は 1.85 N/mm2 (ニュートン/平方ミリ)となります 
                       
              試験の合格値は通常 0.4 N/mm2 (ニュートン/平方ミリ) 
              現場毎に規程値が違うので確認が必要です 
                       
                      もし合格値の結果が出なかった場合は、 
              その周辺1平米以内で再度引っ張り試験を行います 
              それでも不合格の場合は監理者と協議の上、その周辺をはつる事もあります (はつる=貼ってあるタイルを剥がすこと) 
                       
                      過去の引張データはコチラ |