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創業昭和35年*東京三軒茶屋

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品質課COMPANY



引張試験

 引張試験 【建研式接着力試験機による引張試験】
タイルを貼った後、2週間以上が経過し強度が出た時期に
壁面に対して垂直方向にタイルを引っ張って接着強さを測定する検査です


過去の引張データはコチラ
■ 使用器具1 >>> 建研式接着力試験機 LT-1000

引張試験機
ピークホールド機能があり剥離時の数値がそのまま残ります
■ 使用器具2 >> アタッチメント
タイルと同一形状の
鋼製アタッチメント

凹型にネジ山が切られており、
引張試験機のテンションロッドを
取り付けます
■ 使用器具3 >> カッター
電動カッター
 ■ 使用器具4 >> 2液式ボンド
2液式エポキシ樹脂接着剤
白と黒の溶液なので
よく混ぜてグレーにして使います

1)壁面に電動カッターで目地を躯体まで切断します
  周りの試験体ではない部分と絶縁するためです

2)4辺に電動カッターで目地部分を切断、絶縁出来ました
3)試験体の周囲のタイルがエポキシ樹脂ボンドで汚れないようにガムテープで養生(保護)します
4)エポキシ樹脂ボンド準備です
5)エポキシ樹脂ボンドをよく混ぜます
6)アタッチメントに均一に塗りつけます
7)試験体のタイルにアタッチメントを貼り付けます
8)垂直面のタイルに重い鋼製のアタッチメントをつけているので、ずり落ち防止にガムテープで固定します
9)冬は2時間、夏は1時間程度でエポキシ樹脂ボンドは硬化します
硬化を確認したらテンションロッドを取り付けます
10)試験機をテンションロッドにセットし、ロッド用ナットをしめます
11)試験機を設置し終わった状態
   液晶表示が0.00(ゼロ)であることを確認します
12)手動でゆっくりハンドルを回し加圧します
13)タイルが取れた瞬間です
14)貼り付けモルタル70%貼付モルタル−下地界面30%で破断しています
 
15)結果をホワイトボードに書き付け写真に撮り記録を残します
 結果は7.93KN(キロニュートン)
45二丁掛タイルの場合
タイル1枚の面積45mm×95mm=4275mm2(平方ミリ)で割ります
 7930N ÷ 4275mm2 = 1.8549・・・・(小数点第3位以下切り捨て)

   強度は 1.85 N/mm2 (ニュートン/平方ミリ)となります

試験の合格値は通常 0.4 N/mm2 (ニュートン/平方ミリ)
現場毎に規程値が違うので確認が必要です

もし合格値の結果が出なかった場合は、
その周辺1平米以内で再度引っ張り試験を行います
それでも不合格の場合は監理者と協議の上、その周辺をはつる事もあります
(はつる=貼ってあるタイルを剥がすこと)


過去の引張データはコチラ










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