第109回 「 良き時代に! 」

 「みやらび」 池袋の沖縄料理屋さん、年に3〜4度 業界仲間と親交を温める場所、ことばの意味は"女童"・・・小説「テンペスト」のオクリ仮名で知りました。

「みやらび」で呑みなれた泡盛「海の邦」・・・なかなか呑みやすい! のどを切るような感じの硬さはまったくなく、集いは自然に盛り上がります。

NHKでもドラマ化された「テンペスト」・・・少々突飛な展開(天才的知能の女性が竜神の使いとして黒船来航の維新変革を救ってゆく)ではあるけれど、清や薩摩との関係・・徳川でいう大奥の沖縄版ともいえる女性と信仰の描写から、沖縄の文化や歴史を知る機会になりました。

天才少女が外務次官ポストまで上り詰め、大国清や薩摩・・ひいては黒船艦隊ペリー提督と丁々発止の外交交渉を有利に進めてゆくくだりでは、判断の推移や描写・・作者の意図や発想に引き込まれ、どんどん読み進む楽しい小説でした。

 

今朝の朝礼話は電車内の若者と母子のやり取り・・・の話。

こんな感じか?最近のとってもクリアな携帯ゲーム機を操る若者の前にたまたま子供づれが立つ混雑車内・・、じっとみつめる小学2〜3年の子供に「やってみる!」って話しかけたとか・・・。

母は「だめよ!!」っていうよな〜・・・。若者は黙って ゲーム機をしまった・・・そんな場面に出くわしたそうです。  

しぐさや空気で優しい若者だったのが判った・・・心あたたまったそうです。  

 

ある日の新幹線、大学生くらいに見える若者・・・後ろの座席に「倒します・・」の声がけ。  "爽やかだな〜!" ちょっとしたことだけど印象に残ります。  

仙台駅近くの「白松がモナカ」本店にふらっと・・・。どらやきを三つ買おうとして「どうぞ・・。」とお茶の接待!  

老舗のこだわり・・、お客様に感謝の最上級追及を知った気がして、桜茶のようにあられの浮かぶ小さめの湯飲みを・・ゆっくり・・すべて・・飲みきって気持をあたためてもらって・・出張帰りがいい気分となりました。  

 

 

今年も佐世保に行ってきました。長崎市で一泊そして佐世保の展開で、JR大村線・佐世保線から大村湾を眺める優雅な列車紀行となりました。  

大村駅・・この駅のトイレはホームの裏にひっそりのありふれたトイレなんだけど、ノレンがかかっていてとっても綺麗! 駅員さんの駅を愛する気持ちがしみてきます。

ハウステンボスのひとつ前の駅「南風崎」!旅情をそそられ はいパシャ!

ハウステンボスはヨットハーバーもある観光地ですが、海の水路に囲まれたところでもあって、近くの町「早岐」では、プチ渦潮みたいな早岐瀬戸と呼ばれるところがあります。

たまたま帰路のバスがその瀬戸近くを通った時"おおっ!海が盛りあがっとる!""ここは海なんや!"   "津波が迫るってこんな感じ!!"  

奇異な記憶をネットサーフィン から画像を探ってきました。     

最近の本読みは「テン・・・」 つながりか、ダビンチコードで理解 不能だった西洋宗教から「テンプル 騎士団の古文書」に移っています。  

上刊の中程の読み進みですが、エ ルサレムはキリスト教の聖地?ユダヤ 教の聖地?イスラムの聖地?すごく複雑で流し読みだとふりだしに戻る感じの緊張を強いられる本です。  

また感想を書きたくなったら挑戦します。

機械相対のデジタル文化には言い知れぬ懸念を感じつつも、心ある若者の姿は"すてたものじゃない!"と安堵します。  

 

 

代をつなげる・・・良き時代に!

2012年6月18日


 


第108回 「 ゆるい時間のこまごま 」

インナーウォー・・・そうだよな〜・・自分の中の自分との戦い、嫌悪を伴う厳しい時間、忘れて先に進んじゃってるよな〜、はっとした番組 BSプレミアム〈オモニ 姜尚中と母親の戦後〉 苦労を続け、「母は本当に幸せだと思ったのだろうか」と思い続ける作者。

ラスト「・・・幸せでした。」 真情をテープ録音で知る・・泣かされました・・。

「心を鍛える音楽道場〜指揮者・広上淳一と弟子たち〜」

1振りでオーケストラを動かし、極上の音楽に仕上げる指揮者。今、東京音楽大学の指揮科が、ユニークな指揮者養成カリキュラムで注目されている。指導するのは、世界の舞台で活躍する広上淳一。広上が何より重視するのは、指揮者本人の「人間力」。学生に実際のオケを指揮させる「合同レッスン」では、「どんな音楽にしたいのか」「指揮とは何か」を徹底的に考えさせる。世界のマエストロと若き指揮者との真剣勝負に密着!


なにげなく見ていた朝の番組にぐんぐん引き込まれ、泣き虫涙がポロポロ、オーケストラの指揮・・その深み、挑戦する音大4年生の姿、卒業試験指揮に見せる明らかな成長・変貌、視聴者その一にも感動のシーンです。

 体当たり手取り足とりの教育・・・そして全楽隊を指揮する勝負の試練、挑戦の生徒は死刑台と表現します。

 広上先生からはブラボーの賛辞と的を得たきつい指摘・・・"みみ真っ赤!頭真っ白?・逃げ出したいだろうな〜" 緊張の火照った表情から察します。

  OBから「優しく教えてくれてるけど、プロ(○響など)なら無視だから・・・。」 "ふ〜んいじめってこっちゃ?"・・・・無事卒業試験は合格でした。

  実家の廊下に掛けられた茶道教諭の看板表札、57歳で退職後30年ほど玄関だったはずがひっそり廊下に、まだまだ元気な両親ですが、あちこち痛んで茶道教室は休業中。 何度か挑んだ私の修養ですが、枯れきれないのか撤退の繰り返しです。 正座=姿勢を問われるこの修養、長寿・活性の源なんでしょう・・・。 毎日のように飲む抹茶、両親のありようにお茶 の効能を実感しております。

三峰の神殿でパシャ!

「片付け上手は仕事上手なのだ」

ずっと昔の事務員さん机の記憶

こだわり続けて役立つ資質、随分前だったような・・!


「わしゃこれ(手帳)ひとつで・・!」武村健一さんのコマーシャルの記憶、走り書きを手帳に書き止めスキルになったよう。

「ここに置いてあったコップ、どこ片付けたん?」(母)「そない言われても・・・」(父)  両親日常の一コマ

 ちょっとぼけ気味の親父は片付け癖がヒートアップ、遺伝していると確信の私でした。            

                                     でも「片付けは仕事の一つ!」

2012年5月9日

 

 


第107回 「 春・・区切り 」

爆弾低気圧・・・上手いネーミングです。真っ最中の徒歩帰宅、"道が広い!"・・人は歩かず、車・自転車が道端にない・・"道って広いわ〜"奇異な記憶です。  

月曜日夜9:00〜 BS‐TBSの人気番組だとかの「吉田類の酒場放浪期」密かに楽しみにしている番組! 賛同者が・・・娘の旦那!  

気取りなく、いつも同じ格好で居酒屋めぐり、呑んべ〜の私にはなんとも興味をそそります。15分構成で4編・・一時間番組、画面に住居表示を探したり、目印を記憶したり"いってみよ〜"満々で食入ってます。

パッチワークが趣味・・・もう30年か・・"子供たちも巣立ってったし" 喫茶店のお祝いに贈げたパッチがトイレに・・・"夜鍋を思うと複雑だった記憶・・そんなにタップリ流れた 時間、入籍の日に渡すちょっとした手作りを夜鍋する・・・得意なんです。

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今回のコメント大賞

大賞: 1945映画「素晴らしき人生」自分に影響を与えた。与えることができる自らの存在を考えよう。 ○○○さん 

〈あらすじ〉クリスマスの晩に自殺を図ろうとした彼に、翼をまだ持っていない二級天使が翼を得るために彼を助ける使命を受け、現れた。天使は「生まれて来なければよかった」と言う彼のため、特別に彼が生まれて来なかった場合の世の中を見せる。そして彼がいかに素晴らしい人生を送ってきたかを理解させようとして・・・。
次点 ことば銀行の期間満了・・・おめでとう10年 みそしる30年 
ごめんね20年 Mさん 
優秀賞 長谷工からみた共立の姿を思うとやること一杯!
これでいいと思う自分と戦う。  Y部長
佳作 吹奏楽のトランペット奏者にはホルンしか聞こえない。指揮者は命、アンサンブルがすべてをきめる。  M2さん
  エレベーターで出会った社長に質問をした、「気配りは気付きの賜物」状況を思いやることに気付く・・・A社の人の話  O課長
  〈マウンティングと愛〉岩手訪問の大臣所作に思う  M3さん 
マウンティング=示威行為
  一日の計は朝・一年の計は春・一生の計は少壮期・・・機転が利くように Iさん
《心に残ったコメント》
  不言実行10年・・・一年の計も夏にはぼやける傾向、貫く気持ち 
  にこにこ・きびきび・はきはき《COCO壱 社是》「いらいら・もぞもぞ・だらだら」 めし・風呂・寝るにも準備
  子供の教育に思う・・時間はできる!作るもの。
  とことん対応すれば心は解け通じるもの・・クレーム対応に思う。
  「練習は自身の裏づけ!」野村克也氏談
  イエスマン・ノーマン・・・ノーマンは先の先まで示せ
  「皆ちゃんとやれよ!」サッカー本田、不器用な提言にもデータ整理など努力の裏づけ
  「目標を決めて進む!」故障の松阪に思う、真似をしたい。
  最近の社会風潮:帽子を取って人に対する・・少ない、礼を守る心は会話を促す。
  モチベーションの下がる展開でも頭を柔らかく・・・学ぶことをやめない姿勢で
  人を思う人に優しいコメントの数々
  100円と思えば必死に打ち込む、子供の遊びにもインセンティブか?
  クロレッツの商品開発コンセプト=常に開発、同じことは排除
  治軍七禁=甘えに厳しく。
  技能オリンピックを建築に活かすよう
  大阪の選挙に気が踊る、社内の改革も進めて欲しい。
  高島彩さん:褒められ上手は努力の証
  娘が携帯サイトの新人小説に選ばれた!
  驚きとして受止めたことば:「働かざるもの食うべからず」子供の頃、「時間泥棒にならない・・」社内にて、「偽善愚図」最近知る・・・

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定年を迎えた友からの電話、「ゆっくり豊島の親父バンド聞きに徳之島でも行って来るわ」・・・・たまたま観た「陽のあたる教室」(wouwou)クライマックスは教え子からのサプライズ演奏会・・・教職38年の友・・大好きな奴です。

 

 「おまえだったら大丈夫」の安心屋、「このままじゃダメになるぞ」の緊張屋、成長をくれる二つのタイプ。  人生の真剣をくれた奴・・これからも付き合います。

2012年4月6日

 

 


第106回 「 ほっと一息 」

20分徒歩の通勤で "やれやれ"の一服タイム、「おはようございます。」と

出されるお茶!

 

濃い目・熱め・タップリ・・のお茶は"さあ始まり!"を後押し・・・。

 

ホッと一息・・・いい時間です。  

雪を覚悟の朝方、目覚めから隣の屋根の景色に"あらっ降ってない??"

そんな薄化粧気味が、時が経つにつれどんどん積もりだした昨日の雪。徒歩通勤に、足跡や自転車のわだちのコントラストがくっきり!

足跡が残ってゆく・・・! 生きてる証ってこんな風には残んないな〜〜そんな感慨もちょっとの雪景色でした。

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【タイルの本より】(依田さん、記事をお借りします。)
タイル屋さんの別荘なんて!・・・食いつきはそこですが、凝りに凝った便器やら、規格寸法無視の曲面壁タイル施工を目にすると、異文化というか・・・地面は揺れないんだろうな〜とか、この国様に染まった我が頭脳の思う限界の先も"ひょっとして?"なんて思えてきます。

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お得意様からもらったカレンダー、デスク上を彩ります。厳しい環境ながら・・ホッとの気配り・・・内需盛上げは工夫と知恵・・・そんな力をもらいます。

 

「これ手作りだからちゃんと食べて!」・・・バレンタインの一つをことさらに・・"気を汲んであげなさい"のファミリートークでした。
手作りチョコとスポンジケーキ、カスタード・バナナ味・チョコ味・・手間と心を感じます。          

 

ホッとの心・・・数々・・・今月の心情です。

2012年3月2日

 

 


第105回 「 食堂は楽し! 」

ロシアバルチック艦隊の名称語源、バルト海に面する携帯ノキアで有名なフィンランド。国土のほとんどが湖沼と湿地、そんな北の国の首都ヘルシンキに日本食堂を開店する映画「かもめ食堂」!

なんともゆるい映画・・・本当にごく普通のことながら、しみる場面が繰り返 される心温まる映画。こんな感想を話しネタに・・・面白そうって弾む流れ。

 

今の時代って、先を争っての感覚・・・人を押しのける・・の高度成長期とは違う"ゆっくりしっとり"がなじむ時代!

食堂での何気ない話しから作ったシナモン入りのクロワッサン、匂いに惹かれ新たなお客が常連に!

「もっとコーヒーが美味しくなるよ」って、おまじないをかけただけのコーヒー・・・「おいしい!」と店主・・「人が煎れると美味しいもんさ・・」とぶっきらぼうな客、ふっ・・と蘇るシーン・・残ってんだ〜の自分・・・かもめに引き込まれてます。

そんな空気の食堂が三軒茶屋にあるんです!「荏原食堂」、笑顔を絶やさない看板小町のご接待・・・心温まります。

普通の定食・普通のさばの塩焼き・普通のお新香・普通のポテトサラダ、いつもの人がいつものように来 て繁盛!  カウンターで飲んでる人・おかずを持って帰る人、そこに・・・和む空気。  

 

話し変って!

「ドコアルク」徒歩通勤途中の出来事、外人さんに言われてしばし解読不能・・・。  

"しかられたんだ!"小学校の前、ガードレールの外を歩いていたよな・・?"だって緑のおばさんがそこでバリケードしてんじゃん!"自転車でぶつかるように進んできてすれ違いざまの一言、アングロサクソン系だっけ・・・厳しいお国ざまだよな〜・・"俺にゆうなよ!"・・・独り言!(引きずる性分あり)  


またまた見っけの定食屋・・お花茶屋「真澄」、「バイト頑張ってんだって。」亭主「今週は勉強っすよ・・必死っすよ。」客の学生「ご馳走様でした!」カレー完食で大きい声「頑張ってね!」亭主。  

「ご馳走様!」「ご馳走様!」帰る客が皆声をかけて帰ります。大きな声のご馳走様・・・お店の値打ちを告げているよう!  


荏原食堂前を素通りして"安い缶ビール買っとこう!"と振り向きざまに携帯がルルルル、「今日はいっから入っといでよ!」・・・誰が見てたの?  

「寅さんみたい!」カウンターの常連「えっ?」団子屋前ウロウロのシーンがふっと・・・。


大瓶一本からウーロンハイへ・・・いつもの時間が始まりました!

 

2012年2月3日




 


第104回 「 禅と業 」

 

娘が結婚しました。花嫁は輝きますね!我が娘ながら惚れ惚れしました。

「私が造ったレイしてね。」・・・5ヶ月ほど前から教室に通い密かに密かに・・・手作りしたレイなんだって。

入り江に面した小さなチャペル・・・直接かけてもらい入場です。

本当にゆっくり神父さんの前まで進んでゆくバージンロード・・・照れますね〜穴入りたい症候群・時間早回しして!・・思いと真逆のスローな構成・・娘のこれまでが走馬灯で廻るんです。

"元気で・・想いの人と添い遂げ・・幸せだね・・・おめでとう!" 素直な心情・・・吐露します。

式の午前中・・早朝ゴルフ! 息子二人 と一緒のゴルフ、昼から結婚式?本当かね ・・って感じです。

 

無事に式は終了しました。  

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帰国・・・そこは総量不足のタイル工配置への依頼バトル真っ盛り!優先度調整のキャスティングボードは得意先購買部に移っています。

総量不足の概念は理解されても、自分の現場には「何とか回して・・!」のお叱りともつかないパワーハラスメントの嵐が吹き荒れ、当社担当者のストレスは最高潮・・・癒し続ける日々です。

バブル期の平成2年度の国勢調査タイルレンガブロック工は72.144人。 平成12年=58.414人 平成17年=49.493人 そして平成22年の速報値は、32.900人、バブル期の45%まで減少しています。さらに高齢化からの離脱者が加わっていると思える現状です。  

タイルの国内総生産が1万平米から2.200万平米と≒4分のTとすれば、生産と供給のギャップ分、賃金が引き下げられた算用になり、どうやら供給過多常態から季節的供給不足に陥り、賃金復活にもがく職方心情が賃金値上げの気運に火をつけた状況といえそうです。  

賃金体系・請負単価は、大きくその構造を変える兆候なのでしょう。当社の真価が問われます。  

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NHK100年インタビューに出演「100年後もひょっとしたら生きてるかも知んねーよ!」と語った立川談志さんが逝かれました。  

居なくなって"人の価値"って理解されるんですね! 自分がこんなに"惜しい人"って思うとは・・・・驚きました。  

「落語ってのはねえ〜人の業の肯定みたいなとこがあんだよ!」・・・"ごもっとも"響きます。  

托鉢(たくはつ)のお坊さんを見るとお布施に努めようとしますが、似非(えせ)かな?って思ってしまう我が業なんかネタっぽい?・・そんな感じです。  

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またテレビで 鎌倉 建長寺 の修行の番組を見ました。

朝の掃除・・・僧侶全員無言で走るように作業します。「その時そのことに集中して・・・。」 住職へのインタビューです、「ひとつに集中する、ほかの事を同時にしようとするところにほころびが生じる・・・。」

う・・・ん  考えさせられます。人には与えられた時間しかない、毎日ひとつひとつ与えられたことをひたすらおこなう。

生をうけたものの定め・・・それを悟る・・・禅の精神?

禅寺修行へのいざない・・・踏み切れない自分ですが、"禅と業"ここ最近あたまを廻る自分探し、なにかを同時にする日々は区切りなく続いています。

 

 

 

2011年12月13日

 

 


第103回 「 底力 」

タイル工が不足しています。それも、タイル工事店一社の問題ではなく、関東地区タイル工事店の問題でもなく、全国に波及する問題になっています。  

建設専門工事業はそもそも繁忙期と閑散期が交互に来る仕組みで、一定数の労務をどう自社の受注量に沿った配置に就けるかのノウハウを競い、その信用で安定した受注を勝ち取る・・・?割り切れない算数を常に続けているといえる業界です。  

縮小した業界には、ちょっと大き目な波が津波のごとく感じられ、工程という堤防を押し下げるしかない数字のルールを、残業や簡易作業の他業種依頼で何とかしようともがきます。  

工程逸脱のクレームが山のよう!ストレスの雪崩が社員を襲う!厳しいブリザードに立ち向かう・・・・現状のタイル屋事情です。

 

 

就職希望・新卒予定高校生の職場訪問見学に4〜5件立ち会いました。自身の将来を左右する職業選択、期待と不安の入り混じる緊張の表情、どのように感じどのように自分と向き合ったかは計り知れませんが、縁とか出会いは自分一人だけのもの、遠回りをしてもそこには自分がいるだけ・・・、そんな話をした気がします。

見知らぬものに出会い・戸惑い・立ちすくむ、ぎこちなさの中にも将来を見据えようとする緊張のオーラに、眩しさを感じる時間をもらいました。

 

 

またまた悟りネタですが、先週川崎大師に厄払いに行き、法話を聞きかじってきました。

自分自身を悟り、他を慈しむ。「二利双修」の話、まだまだ遠い世界に感じられます。

それより、経蔵(お経を仕舞う所)がたまたま御開帳されていて、その調度、特に天井の漆絵に感銘を受けました。

 

 

法話が続き、お坊さんは奈良東大寺の運慶による不動明王を見てみたいとか。

その話の中に、漆コスト=絵具チューブ一本@30000・・・!(驚)

上はその経蔵天井絵、左は神殿が約3年をかけ改修された三峰神社。

想像を超える信仰の力・・・偉大です!

 

先月はまったく不本意ながら休刊いたしました。その月の心情にまかせ、力まず継続したいと存じます。

 

業界は構造の改革を迫ります、自らを悟る・・・!自分の底力をまだ悟っていない・・・? 生きているから・・・底って見えない!

 

 

2011年11月01日

 

 


第102回 「 春秋 」

「自宅の近くにポリタンクを売ってるかもしれないので、探しに行ってきます・・・。」
  3.11直後の軽油確保で躍起になった時のこと・・・超高圧洗浄車は60?/日×2台、120?軽油調達での容器不足・・・あの時! 水はない・カップ麺はない、石油元売に勤める娘に「どうなの?」「工場は稼動してるから品薄にはならないよ!」・・・「なにが!!」

買占め・買い溜め?スタンドからは軽油は消え去っ ています。・・・「とにかく列に並んであるだけでも確保しなきゃ・・。」  
初動が若干早く、かろうじて燃料切れ休業は避けることが出来た話です、早退職して半月が過ぎた洗浄担当者の機転、問題の絞込みの巧み・・・居なくなって改めて感じる重みです。

チームスタッフが失踪し、人材募集から補填員配置や、溢れる請負工事の外注采配など、退職間際に事件多発の展開も、処置しっかりの信用保全、日常見せぬ努力の多寡、書いておかなければ・・の我が思いなのです。

 


 

 先月入籍の新妻が、息子の待つテネシーに旅立ちました。 "おめでとう!"・・・先立つ食事会に大事にしている時計を渡す母・・・"うるうる"隣の娘も同じよう! 女性の毅然は腹に沁みます、ずっと前から決めていたのか慈愛の表情、心が代を超えてゆ く・・・・・・・・"よろしく・・・ずっと!・・ね!"

 


 

大久保彦左衛門執筆の「三河物語」を著者の視点でリメークした「新三河物語」、武田信玄上洛の出先をくじいた 菅沼定盈主人公の「風は山河より」での三河事情親近感からか、スピード読破となったお気に入り本です。 

家康は我慢の人・記憶の人・医学の人・懲罰人事・老齢期の疑心・妻と息子を斬った人、いろいろ人間論や国主の像として、論評かしましい人物ですが、家康 を主とする臣下の視点でとらえ、殿や家来の人となりが肌合いで迫る興味深い小説でした。

 いくら信長の命令とはいえ我妻・我が子を手にかける判断は出来るものではない・・・"それが人でしょう!"・・その判断が実際にあった事実、その執行をなす臣下の心情、信康切腹の場「二俣城」、その城主「大久保忠世」・・・「関は閉じられておりません・・・」自身の切腹を覚悟の進言、運命を貫いた信康、家康長子側近へ・・・"あんたらの教育はなんやねん"・・いろいろな心情を同感する著者の表現、数行の日本史教科書の裏を知り、忠義の深みを知りました。  

大阪夏の陣・冬の陣あたり、忠義の大久保一族に讒言の嵐、国替え・蟄居と凋落が続きます。  

家康逝去後、「三河物語」執筆に至る経緯は、一族の冤罪払拭〜復権へのやむにやまれない覚悟からの行動と言えるのです。

 「今川義元」桶狭間でのあっけない頓死から、岡崎松平の命運が開花、一向一揆鎮圧に奮闘する大久保常源筆頭の大久保一族、常源三男の11番目の子が大久保忠教(彦左衛門)  

一族奮闘の経緯詳細や家康公の陣中記は、二代秀忠・三代家光の知る所となり、一族は復権します。

岡崎近郊の羽根から江戸に向かうとき、付き人となるのが太助(一心太助)・・・、記録・文章、情報・論理が武力に取って代わる・・の転換点、少々大げさですね。




さて、今年のお盆・・・生存率 95.27% 昭和45年県立伊丹高校卒業生550名 本年還暦を迎える記念同窓会での数値・・、同輩26名が他界、多いか少ないか?刹那の現実。  

「おれ再婚すんねん・・。」  春秋のひろがりは予測のつかない世界・・・ちっぽけな脳細胞の未来予想はほんの一部しか見通せないのでしょう・・!

2011年09月02日




 


第101回 「 惑わず! 」

 

わが社が克服に難儀する"不陸"・・・"でこぼこ"のことです。

竣工間際の学校工事で、現場に呼ばれ「これ見て」と誘われた玄関正面のアプローチ床、・・・"すごい凸凹"・・息をのみます。

 

30年程前の話、現場所長と床の不陸を見ながら、"どうする"の決済が降りるのを、身を小さくし今かと待ちます。

 

「いいよ!このまま検査を受けるから。」・・・"えっ"・・・お咎めなし・・"申し訳ありません!!"  

こんな話しを当事者同士が今話す??

縁あって我が社の超高圧洗浄洗浄事業を担ってもらうことになった私の恩人、この度・・退職となりました。

この小学校の現場、自分にとっても印象深い現場です。神奈川の先、出張現場・宿探し・人手不足・容易に進まない労務の配置、最終段階の階段やアプローチの床を張る職方がなかなか見つからない・・!

やっとのことで応援が見つかり、施工中の打合せに行った時、"ナニこれ!"骨材を混ぜずにセメントだけで張っている・・・呆然!  「フルイが要るなんて言えへんからそのまま張ったんや。」 "とほほ・・" 建材屋を駈けずり・・「これを混ぜて張ってください」・・珪砂を渡す顛末、セメントだけの薄モルタルじゃあ不陸も当然、全面張替えを覚悟しての打合せだったのでした。

 

「あの現場はね〜談合崩れの現場だったんだよ。」「着工が6月で3月竣工、鼻から工期がなくて、学校からも大丈夫ですかって心配をかけてた現場でねえ〜・・」「すごいナタネ梅雨で3月に二日しか晴れなかったのをよ〜く覚えてる」

「グランドは開校してから出来たんだったね・・」そんな打ち明け話がお昼休みのネタです。

 

竣工後現場に呼ばれ、「追加工事を払う!」この驚き、その二年前の現場の借りを返すから!

この話しは以前の投稿にも書きました。建設会社退職の折、「世話になった会社の方に感謝を言いたくて・・」と手土産持参で訪問を受けた時"本当にありがとうございます"・・心で叫びながら蕎麦を食べた記憶・・・人生の宝物として今後も活かしてゆきます。

 

《今日を生きているということ》SMBC経営懇話会月刊誌「MIT」一口メモより

◆「あなたが無駄に過ごした今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日なのだ」-韓国の作家チョチャンインの小説「カシコギ」にみえる一説である。

◆カシコギはトゲウオ科の魚。メスが産み落とした稚魚をオスが育て、成長を見届けると死んでゆくのだという。チョチャンインはその習性を人間の父と息子になぞらえ、小説を書いた。

◆アメリカの詩人ノーマ・コーネット・マレックは「最後だとわかっていたなら」という詩で、自分の息子をなくしたときの心情を吐露している。「たしかにいつも明日はやってくる/でももしそれが私の勘違いで/今日ですべてが終わるのだとしたら/わたしは 今日/どんなにあなたを愛しているか 伝えたい」 この詩は9・11貿易センタービルの犠牲者追悼式で読み上げられ、一躍有名になった。

◆「明日」を生きることが叶わなかった人たちの"心残り"を思うとき、今このときを生きる我々は、この一分一秒を無駄にも有効にも使える身だということに思いを馳せたい。  

毎月送られてくる一口メモ、社内LAN閲覧もめっきり減り、私の引出しに溜まっています。

「自分が余命三日という病だったとしたら?」というテーマの研修会を思い出しました。  

余命三日・・・・いつも伝えようと思っていること・いつか決めなくてはいけないと思っている事・ずっとしたいと思う事をする・・・何をためらい・何に戸惑い・何を畏れる・・・自らを超える・・その後押し?・・・余命三日。

一分一秒の精神、活かします。

 

 

 

瀬戸内の小島の風景が印象的だった室生犀星作品のNHKドラマ「火の魚」。

ラストに東京の病院まで花束を携え、不器用に中庭でずっと待ち続けるシーン、売れっ子作家の栄光にとらわれ続ける自身からの跳躍。

人は出会うことで変る、師と仰げる人との出会いでしか変われない。そんな刻む言葉が蘇る、じわじわと印象の広がるドラマでした。      

故原田芳雄さん演じる孤独な老人、転機の出会いとなる脳腫瘍で死期を覚悟する出版社の若い女子編集員、覚悟の意志が見通す老人の奥底、打ち解け絡み合う心情の変遷・・・・島の馴染みのマーケットで思いきり格好悪く値切るシーン・・面白かったです。  

 

 

 

 

 

過去に経験しなかった状況や変化・・・大海のうねりにもにた畏れをもいだく未来・・・自らを信じ、信念を貫く! 多くの人・師に導かれた信念だから!

2011年08月10日

 

 

 

 


第100回 「 フルスウィング 」

 


さて区切りの100回となりました。たくさんの人から「見てますよ・・・。」の言葉に支えられここまで来た気がします。  

 

考えたところでその月のテーマって出て気やしない訳で、締め切りへのこだわりとの格闘で、ふっと浮かんだ・・心に留まった事柄の切り口をこじ開け・・その深みに分け入り・・人という複雑コンピューターの行動や心理に触れたり感じたり・・・そして文章を進める・・そんな勝手な解釈を書きなぐってきた気がします。  

 

100回を期に、当社のエポックを振り返って見ることにします。  

 

記憶回路を支配する事柄は、楽しいことより苦しいこと、当社の業態から労務動員のキャパオーバーを来たす時が何より危機と言え、そういう記憶は容易に蘇ります。

1. 学校の内装工事で、団子張りに伴う砂・セメントの揚重費が予算になく、大量のネコ砂揚重を社員にて揚げる。
2. 厚25のレンガタイル二次加工工場のキャパ判断を間違え、久喜の工場に日参した不効率。
3. レンガタイルブームから深目地の付加価値工事の目地工不足をきたし、社員動員までする。
4. 会社経営陣の分裂時、大規模現場(東戸塚開発)を控え、職方が経営危機を察知し大規模労務不足をきたす。 連日の夜討朝駆け手配となる。
5. バブル発生直前新規GCの大規模工事を受注(多摩ニュータウン落合)、先代社長の地方応援依頼で凌ぐも、大赤字を計上
6. 大船の大規模開発(1500戸マンション)を受注、同業他社の協力を得、分離発注をするも、最大動員全社200名を超える職方の稼動で、社員専従現場となる。

乗越えてきたんですね、ひとつ乗越えるごとに鍛えられ"なんとかなった"の自信の御褒美をもらってきた気がします。

 

 

兵庫県立伊丹高校・・・青春真っ盛りの記憶に残る五本楠、グラウンドの校庭側に屹然と威容を示していました。

美術実習・・デッサン・・五本楠・・構図はバッチリ、いい感じに隆々たる威容の外観デッサンは進み・・・そこで・・はたと手が止まってしまいます。

陽のあたらない影の部分を塗りつぶしだし・・・"なんか違う!"・・意気揚々と描きすすんできたのが全く・・暗い気持ちに・・「う〜ん・・う〜ん・・」苦しみ・・投げ出し・・提出日が迫ったその時・・"影に陰影をつけよう!!

" こんな感じだったような!? 先生に提出「うん、突き抜けたね。」その一言がとっても嬉しかった・・! もがいた時間がうそのよう、今でも湧いてくる達成感の記憶、大事な記憶です。

 

 

焼津漁港の埠頭で夜釣りをする人の中を、職人さんを探し回ります。東戸塚開発の仕事を「やる!」と言った職人さんが雲隠れしてしまった時のこと・・。

電話は通じない・・家族の方も取り次がない・・"ええい行ってしまえ!"静岡の自宅を訪問したら、「釣りに行きましたよ、焼津の埠頭か大井川かしら?」

翌朝六時前・・"会えた!!"   「わかったよ!数日だけど応援するよ。」

"必死は通じるんだ"

"早く終わんないかな〜"40年位前の公衆電話ボックスの列、10円玉たっぷりを握り締め、"切ない思いを伝えたい・・・"はらはらの時間はどんどん過ぎます。
合同バスハイクで気になるひとへのナイトコール"お父さんが出てきたらどうしよう・・名前は名乗らないとな〜・・なんて切り出そう?・・・"やっと空いてダイヤルを回します・・・。「ツーツーツー」何度回しても「ツーツーツー」そのうち列の人の視線をキャッチ・・・「どうぞ・・・」 他の公衆電話を探します。今の携帯やメール・・便利で すよね〜!  


この時代、ナイトコールのハードルは高かった〜〜!? 結局、この手の類の問題解決は一切なされなかった我が青春でした・・・・・。

 

 

数年前のテレビドラマ、高橋克実さん演じる実在の人物を扱った「フルスウィング」・・・プロ野球選手から学校教員に転向・・・人となりが高橋克実さんの個性とマッチし感動をもらったドラマです。

教育に行き詰まり、悩んだ先の行動・・・振り出しに戻る・・・プロ野球コーチ時代のノートを持ち出しヒントを求めます。

「大きな耳・小さな口・優しい目」・・出した答、とことん話を聞き、押し付けず、信じてあげる・・・。

「フルスウィング」いい言葉ですよね。全力を出しぶっつけ、問題にあたれば、知恵は湧く!

 


http://www.nhk.or.jp/dodra/fullswing/

 

101回目からも「フルスウィング」でまいります!

2011年07月01日