第 6 回 「 講 演 レ ポ ー ト に 感 激 ! 」

 「飲み仲間」に定義があるとすれば、いつもどこか 刺激を受ける対象という表現になる私の人間関係です。

そんなINAX橋本さんから「これ良いから読んでみて。」といただいた講演レポートに心動き
今月のオピニオンとしました。

話題沸騰のNHK「プロジェクトX」チーフプロデューサー今井彰さんによる、大分講演のレポートでした。

氏は、「メディアというのは、人を誉めるのが苦手で、特に、こういう時代、企業トラブル・地域の抱えた問題の徹底追求はするが、新しい取り組み・アイデアに光を当てるのは何十分の一に過ぎず、評価からは責任が発生し、メディアには辛いこと・・・」という表現から、敢えて過去の慣習に挑戦してまでの番組作りだったと話されています。

当社で番組「プロジェクトX」に注目し、このコンセプトに共立の風を欲したのは、営業担当の大澤部長です。

自然な強い目的意識からは、賛同と共感を生み、常識の地殻変動を経て、脱皮・変革をもたらすのではないかと・・・。
広い現場では自転車で移動します。 (職長さん)

安全啓蒙活動

日曜日夕方6:00から、「市民が支えたプロ野球!広島カープ」をBSにて再放送していました。

世界にはばたくソニー創生期の東京通信工業の闘い・マン島レースで上位独占を果たしたオートバイメーカー(本田技研)・自動改札機の受注からATM機器の代表メーカーになった立石電気(オムロン)・CVCCエンジンの開発・VHSビデオで苦境を克服したビクター・日産フェアレディー・東京タワーの建築・瀬戸大橋の巨大基礎建設・胃カメラの開発・黒部ダム建設のマムシ監督、様々な無名の人々にスポットを当てた感動の数々。 レポートは続きます。

主題歌を中島みゆきさんに依頼する一説=上記プロジェクトをメディアにて放送する経緯・プロジェクトでスポットを当てたい無名のひたむきさの数々、そのすべてを手紙に書き綴り、願い、伝え、そして承諾を得る。

その無名のひたむきさが、ギリシャ神話の神々の名を得て「地上の星」として歌われる。
レポートを読みながらでも胸が熱くなります。

「日本という国は、中央に現れた政治的なスーパースターが、ぐいぐい引っ張ってきたものではなくて、
中小企業と地域とそこに働くサラリーマンたちが懸命に立ち上げてきた国だ・・・」という
番組取材を通して得た日本観は、 非常に解りやすく日本人としてのプライドを高揚させられます。

そして、その世界トップレベルの中小企業に現在いる事実に、
たぎる思いを伝承する気概を持ち続けたいとの気づきの風をもらいました。 大澤部長と同じように。

平成15年9月2日
(写真と本文は無関係です)

 

第 5 回  「 チ ョ ッ と グ ル メ に ! 」

まったくの冷夏となってしまい、今年の作柄も気になってしまいます。
気楽なテーマから、最近のお気に入りメニューを書き綴ってみます。

 

土用の丑の日が近づいた頃、スタミナメニューを考えていました。
そして「つみれ鍋」をいただく事としました。
一年程前からお気に入りで、ちょくちょく通う軍鶏を扱った焼き鳥屋さんです。

 鍋コースを頼むと最後に「つみれ鍋」が出てきます。
すき焼き鍋と惣菜の皿が出され、まずネギの多さに驚きます。
白ネギが笹掻き風におろされ、小山になっています。
ユッケ状になった鶏肉が平皿に載せられた状態で出てきます。
平皿にて卵黄と混ぜ、おはぎ程の大きさにし、煮立った鍋に入れ、
その上にネギを盛り上げ、鶏肉が浮いてくると食べごろです。
煮汁でいただく締めのうどんがサッパリで、幸せになります。

 このお店では、お通しの次に出る、レバーの刺身を一炙りした
「レバーのたたき」 も人気ですが、焼き鳥もなかなかです。
米焼酎のロックがぴったり合うと思っています。

  刎頚の友と語らったり、気楽なもてなしの時に暖簾をくぐります。
話が弾み和んで店を出るとき、お店のこだわりに感謝をいたします。



 美味しいお店にはなかなかめぐり合うことは出来ません、
2〜3年に一度がいいところの様です。

何事においてもコロンブスの卵を3つ4つは抱いていろとは、
研修で聞いた言葉ですが、グルメな店探しは私にとっての卵探しです。
 思いのテーマ探しも兼ね、また出かけてみます。

平成15年7月29日
(写真と本文は無関係です)
 
第 4 回  「新世紀勝ち組経営7つの原則」

私は毎月講演を聴きに行っております。 感銘した内容を書き留めているものの中から選びました。
タイトルは仰々しいですが、ほんのすこし、 自身の工夫で未来が変わってくるように思っています。 いかがでしょうか?

「 新 世 紀 勝 ち 組 経 営 7 つ の 原 則 」

【7月度SEC例会 鞄経システムズ社長 山崎修一氏 講演から】
平成13年7月25日
<< 新しいビジネス発想を学ぶ >> 
模倣ではなく本質の見極めから自社への展開。

●ヤマト運輸小倉社長の発想  「吉野家の牛丼」からニュービジネスを発想。

  1. 単品である。(材料数が少ない。ロス率低い。)

  2. 「吉野家の・・・・」商品イメージの確立。⇒「クロネコヤマトの・・・」

●小倉社長近所のすし屋に思う(道を挟んだ二軒の店で繁盛に大きな差)

  1.  何回かその違いを確かめる為に通った結果、繁盛する店にあって別の店には無いものは・・・! 
      お客との会話に大きな差。

  2. お客さんにおいしく食べていただけるよう、雰囲気作りに腐心。
      5年前から板前に教育。ずっと続ける意識改革が大きな差となって具現化する。

  << データの情報化・情報のデータ化 >>

●データの蓄積は重要だが、データそれ自体は意味を持たず、
  データの検証により情報を得ることができる。

●データから得た過去情報を今後に展開する為、検証を加え未来を予測し、
  仮説を立て未来データとする。

●検証・仮説・実行のプロセスを繰り返し成功へと導く。
<< 工業化成長と教育成長の違い >>

●IT革命に代表される、技術革新型成長は初期段階の成果達成は顕著だが、
  一定時期からの成長は鈍化し、弱点克服型後発グループに追いつかれ逆転のケースもある。
  (中国の台頭など)

●教育を中心とした新ノウハウによる発展思考は、効果の発生こそ時間を要すが、
  発展度合は相乗倍に広がり先行者絶対有利な展開となる。
  (小倉社長近所のすし屋)
  << データベース蓄積から発展するCRM >>

●CRM=カスタマー・リレーションシップ・マネージメントとは、
   企業がユーザーと 長期的で密接な関係を築くことで、
   多数の常連客を獲得し収益の向上に結びつける。

●ネット革命の衝撃から、顧客の商品探しが始まり、
   商習慣の流れが逆転してくる。
  (広島マツダにみる、系列の崩壊。選択肢の飛躍的拡大)

●顧客接点重視の営業姿勢への転換
  (もたれあい構造が変わる)

●顧客データベースの一元化をし、顧客別の購買暦や
  対話記録を管理して、 ニーズに瞬時に応える。

●個客別に情報提供、購買、保守まで一貫したサービスを提供する。

●顧客による商品探しがあたりまえになり、
  購買を代理する感覚を求められる。 (ミスミのカタログ)
<< 個客への満足を与え続けるには >>

●満足感に「気づく」、満足感の為に「動く」、「成果を出す」事が出来ないのは満足感を与えていない。

●失敗は成功の元、気づきを得やすい組織とは?
Knowing Doing Gap 
<< 解っている事とやっている事の差に気づけ! >>
加筆修正平成15年6月20日
(写真と本文は無関係です)
 
第 3 回  「共立タイルと共進会」 
 最近の現場運営では職長の役割りが飛躍的に大きくなっています。

平成8年のあるゼネコン安全大会にて、「各社の安全活動」の発表をしました。

発表した内容が当社の職長会組織についてだったので、当時と現在を見比べる意味でもと、思いをまとめてみました。
「 バ ブ ル と 共 進 会 」
<<一部省略>>

当社が業務といたしておりますタイル工事は、建築工事の中では仕上業種に当たり多業種の重複しているエリアでもあり、自らの安全意識を強く持ち続ける事を要求されます。

繁忙期、端境期の格差に対応するための二次業者、又、分業に伴う目地工、クリーニング工等、タイル工事も重層請負形態です。  
一次業者として、この全てが安全の意識を持たなければ、安全に活動しているとは言えません。

元来、繁忙期の労務対策、竣工間際のタイル過不足対応に追われ、安全衛生対策は後回しでした。
現場より招集される安全協議会、安全大会が唯一の安全衛生活動であったと言っても過言ではありません。

この発表にあたり何も特別な活動をしている訳ではないのですが、当社開業以来の職長が集まり、3年前に共進会(共立タイルと進む会)を創った事、その経緯と現在の関係について、を中心に、発表させて頂きます。
最初に無事故と発表しましたが、すべての現場で事故がなかった訳ではありません。

目地工が濡れたサッシ面台に、足をかけ滑り、腰を強打し二週間休む事故。洗い工が、ブレースに足をかけ、ブレースが外れ、足を打撲する事故。等忘れかけた頃に、この様な事故が起こっていました。

 当社も、ヒヤリ、ハットの多発傾向から、1:29:300の法則の様に重大事故の対策をと任意の障害保険に加入いたしました。
それは、70名の無記名式のもので、社員、職長が加入させ、死亡1000万保証でした。
その翌年、保険保証額の増額を計画しました。
1000万では足りなくなると考えたからでした。

そしてその保険料増額分の半分を、職長にも負担させようと考えたのです。
職長全員を集め、主旨を話しました。
結果は意に反し、ノーでした。
賛同が得られないことに、当社も困惑し、協議しましたが、真意を理解せぬまま当社計画分のみの増額にて実行いたしました。

  そんな頃、共進会が発足いたしました。

赤いヘルメットが職長さんです。

夜間に投光器の光の中で・・・
今にして、発足の真意を話す事があります。
その当時は、バブル後半の絶頂期であり、まとまった大現場は、全て外注依存であり、共進会メンバーは、残務処理的な役割でした。

それではと共進会メンバーで、グループ化する、もしくは賃金交渉をする圧力団体的な発想で、結束しようと始まったのでした。

共進会メンバーは、真の意味での旗本です、本意を理解しようと、中心メンバーと会合を持ち、又、折りにふれ話し合う場を作りました。
結果、お互いの片思いとでもいうか、まとまって効率のいい現場は外注に行くとか、会社の都合のいいように動かされている錯覚状態であって、全くのコミュニケーション不足であったのです。

川柳でいえば
「無理させて、無理をするなと、無理をいう。」
と感じさせる采配だったのでしょう。
任意保険上積み負担についても、先行きの確固とした信頼関係がなされていないが故の反対だったのです。

互いの理解が深まり、会合も重なって、足場上では安全帯が引っかかり易いと帯との取り付き部に丸いカバーのかかったタイプの安全帯に替えるとか、雨水の垂れないトイ付きのヘルメットへのとりかえも行われました。

折しも、建設業界では現場環境改善の手法として、自主管理運動の推進が、叫ばれる様になり、当社も幾分かの参加を余儀なくされました。

この運動は、社長教育、部長教育、社員教育、職長教育と続き、見積契約条件の明確化を、元請けとの契約に、又、現場での作業条件を職長と、日々の作業の前工程、後工程との調整を職長自らで行うとの啓蒙活動です。

この考え方、そしてその負担感を会社、職長とで共有し軽減していくには、共進会との関係は、持ってこいでした。

ヘルメットも一休み。。。
今では、共進会の職長と、外注職長では、元請け様の評価にはっきり差がでる様になり、安全、工程、品質、どれにおいても自らの意識の重要性を再認識しております。

今後、若手職人養成のリスクを、会社側が負担し、共進会との真の共生を目指し、価値観を共有していく関係を創りあげる事を目標としてゆく所存であります。

何より、多工種重複状態での日々の作業です、安全環境の優れた現場も、そうでない現場もあるはずです。
互いに励まし、注意しあう事のできるよう、安全の推進役を目指し、話し合い語り合う、 共進会との関係を継続して行こうと思います。
 現在の共進会会員は、現場職長として10〜50名の職方を切盛りし、現場職長会の役員に選ばれたり、当社の信用高揚に大変大きく貢献しているといって過言ではないと、感謝とともに自負している所です。

事故や品質欠陥は、職方自信の感性で左右される部分もあると思います。

今後の現場環境には、人の情操を高める努力がなされるべきと思い、共進会共々未来創造にチャレンジしてゆきます!
「バブルと共進会」平成8年某ゼネコン安全大会にて発表
加筆平成15年5月27日
(写真と本文は無関係です)
 
第 2 回  「サブコンの既得権益」 
 建設業界にアゲンストの嵐が吹き荒れている。
50万社に上る建設関連企業は需要減少の見込みの中、半減とも言われる淘汰の原理に自己革新で立向わなくてはならない。

構造改革が合言葉の日本病克服への小泉改革が指示す自助自立の精神に例えれば、甘えの構造が根強い元下関係に、既得権益の返上に挑戦するサブコンの自助努力が必要不可欠と思えてならない。
【アゲンストの実態】
  ゼネコン淘汰の論理から生まれる今まで以上のコストダウン
  追加工事等の施工済工事費の一方的カット
  サブコン同意のない産廃処理費等の相殺支払

【サブコンの既得権益】
  労務繁忙期に代表される、工期遅延ペナルティーの甘さ
  現場内発生の産廃費用目安

弊社施工現場 美しい貼り分けです
【主張】
  1. 過去の経験値が根拠の基盤になっている工事契約に踏込み、今の変化に即応できる契約内容を提案する企業が、求められる付加価値を創造しうると考える。
  2. 繁忙期の変動工期への対応は大変なリスクを伴う。 契約時にサブコンの見込む工期と労務供給量を明示し、一定以上の工期変動は工事契約の範囲を逸脱すると主張できる契約にする。
  3. 産業廃棄物の想定発生量を研究し、許容総量を契約に明示する。その上で、現場職長との対話促進から廃棄物削減に協力的な態度を更に強化して行く。
 7/8日のテレビに出演した小泉首相は、建設業会の実態に対し50万社に上る企業数に対し、縮むべしとの共演者発言を許容し、痛みは円高不況時の板金産業に例え、自己革新に挑んだ企業の成功を見習うよう示唆した。

 我々へのアゲンストの風は益々強さを増し、破綻への不安は現実味を帯びて忍び寄ってくる。
変革への挑戦をためらう事は、社会からの撤退を意味する。

やるべきことを、勇気を持って実行する時である。
平成13年7月8日 加筆平成15年4月28日
(写真と本文は無関係です)
 
第 1 回  「チーズはどこへ消えた?」 
弊社村山主任推薦スペンサー・ジョンソン著の「チーズはどこへ消えた?」を読んだ。

率直な感想は、思想循環180年説を唱え、現代を激動の乱世と説く竹内上人の現代経営への提言にある、「乱世では、価値観への判断は過去の経験の上で決めてはならない。」とオーバーラップして、変化に対する判断は、常に遅れ・時期を逸するものだなと納得してしまった。

弊社付近の桃の木
一本の木から2色の花が咲きます。
2003.4川越撮影
チーズステーションCのチーズは、まさに過去の成功体験であって、長引く現代のバブル後不況の経営判断とダブらせて考えると、身近なテーマとして薄酸っぱい嫌悪とともに読み進みが速まった。

 歴史から見ても、「人は誰しも、自らの置かれている状況・環境に対し、楽観的な立場を優先する。」とは、戦国武将の勝敗や、関が原・幕府末期と類した事例に多く見られる。

自分にとっても、バブルが弾けたと言われてからでさえ、何度となく後もう一年とか、コレで終わったと間違えた判断を何度もした。

結果、判断の組替えから長い意気消沈状態を引きずってしまい、覇気のない環境を演出し、前出の過去の判断に頼った後悔を繰り返した。
 
この大いなる警鐘を、自分を取り巻く事象に置き換え、違った角度から考え直してこそ著者の意図を汲んだことになるのではないだろうか。
 「窮すれば通ず!」の言葉は何処か変であります。

困ったときは、どこからか助けの手が伸び、救われるのでしょうか? 暗闇を抜け新しいチーズを見つけたこのネズミ達のように、変化に順応しなければならないのしょう。

 「窮すれば変じて通ず!」この精神で変革をもたらそうではないかと思う。
平成13年4月8日 加筆平成15年4月10日
(写真と本文は無関係です)